2026/02/25

ワークブース導入後に起きがちな課題とは?総務視点で考える運用と予約管理

テレワークやWeb会議の定着により、多くの企業で導入が進んでいる「ワークブース」。
テレキューブに代表される個室型ブースは、集中環境の確保や音問題の解消といった面で高い効果が期待されています。
一方で、実際に導入した総務部からは「一部の社員が長時間占有してしまう」「予約管理がうまくいかない」といった声も少なくありません。

ワークブースは、設置するだけで効果が出る設備ではなく、導入後の運用や予約管理の仕組みが成否を大きく左右します。

本記事では、ワークブース導入後に起きがちな課題を整理し、総務視点で考える運用ルールや予約管理のポイント、さらにそれらを効率化する方法について解説します。

なぜワークブースは「導入後」に課題が出やすいのか

ワークブースは比較的導入しやすい設備である一方、運用設計が後回しになりやすいという特徴があります。
その結果、使われ方が想定とズレたり、不満やトラブルにつながるケースも少なくありません。
まずは、なぜワークブースは導入後に課題が顕在化しやすいのかを整理します。

導入目的と実際の使われ方にギャップが生まれる

ワークブースは「集中作業用」「Web会議用」など、一定の目的を想定して導入されるケースがほとんどです。
しかし、明確な利用ルールがないまま運用を始めてしまうと、社員それぞれの判断で使われるようになります。

例えば、短時間のWeb会議を想定していたにもかかわらず、半日以上こもって作業する社員が出てくると、本来使いたい人が利用できなくなります。
その結果、「ワークブースが足りない」「公平に使えない」といった不満が生まれ、設備そのものの評価が下がってしまいます。

こうしたギャップは、設備の問題ではなく、導入目的が運用に落とし込まれていないことが原因である場合が多く、総務としては目的と使い方を明確にすることが重要です。

フリーアドレス・ABWとの併用による運用の複雑化

近年、ワークブースはフリーアドレスやABWとセットで導入されることが増えています。働き方の自由度が高まる一方で、スペース全体の使い分けが分かりにくくなるという側面もあります。

「通常の席でも仕事はできるが、静かな環境が欲しい」「Web会議はどこで行うべきか」といった判断を社員任せにすると、ワークブースに利用が集中しやすくなります。
その結果、本来は短時間利用向けのスペースが長時間占有され、運用が破綻しがちです。

フリーアドレスと併用する場合こそ、ワークブースの役割を明確に定義することが、全体最適の観点で重要になります。

ルール設計が後回しになりがちな理由

ワークブース導入時、総務はレイアウト調整や設備選定、社内調整など多くの業務を抱えています。
そのため、「まずは使いながら考えよう」と運用ルールが後回しになることは珍しくありません。

しかし、運用開始直後にルールがない状態が続くと、社員の中で独自ルールが定着してしまいます。
一度定着した使い方を後から修正するのは、想像以上に労力がかかります。

初期段階で完璧なルールを作る必要はありませんが、最低限の利用方針と予約の考え方だけでも示しておくことで、後々のトラブルを大きく減らすことができます。

総務が直面しやすいワークブースの代表的な課題

ワークブース運用において、総務が特に悩みやすいポイントはいくつか共通しています。
ここでは、多くの企業で実際に起きがちな代表的な課題を整理します。

長時間利用・占有化が発生してしまう

ワークブースの課題として最も多いのが、特定の社員による長時間利用です。
静かで集中できる環境であるがゆえに、「今日は一日ここで作業しよう」と考える社員が出てきます。

しかし、ワークブースは共有資産であり、誰もが公平に使えることが前提です。
占有化が進むと、利用できなかった社員から不満が上がり、総務への問い合わせやクレームにつながります。

この問題は個人のモラルだけで解決するのは難しく、仕組みとして長時間利用を防ぐ設計が求められます。

予約ルールが曖昧でトラブルや不満が出る

「予約は必要なのか」「先着順なのか」といったルールが曖昧なままでは、社員同士のトラブルが起きやすくなります。

予約していたつもりが他の人に使われていた、空いていると思ったら実は予約済みだった、といった小さな不満の積み重ねは、職場環境全体の満足度低下につながります。

総務としては、予約の有無・方法を明確にすることが、無用なトラブルを防ぐ第一歩となります。

利用状況が見えず改善につながらない

ワークブースがどの程度使われているのか、誰がどのような目的で利用しているのかを把握できていないケースも多く見られます。 

利用状況が見えないままでは、「本当に足りているのか」「増設すべきか」「ルールを見直すべきか」といった判断が感覚頼りになってしまいます。
総務にとって重要なのは、利用実態を把握し、改善につなげられる状態を作ることです。

予約管理がうまくいかない原因とその解決策

ワークブース運用の中でも、特に総務の負担が集中しやすいのが予約管理です。
利用者が増えるにつれて、「予約が守られない」「空いているはずなのに使えない」といった声が出やすくなります。 

多くの場合、原因は個々の社員ではなく、管理方法そのものが現状に合っていないことにあります。

紙・スプレッドシート管理の限界

紙やスプレッドシートによる予約管理は、手軽に始められる反面、運用が定着するほど限界が見えてきます。 

最新の予約状況が分かりづらく、現地に行って初めて使えないと分かるケースや、更新漏れによる二重予約も少なくありません。

また、総務が都度確認・修正する必要があり、管理工数が想定以上に膨らみます。

さらに、利用実績を蓄積・分析しづらいため、根本的な改善につながらない点も大きな課題です。

予約が形骸化するパターン

予約しても使わない、キャンセルせず放置される、時間を過ぎても退室しないといった行動が続くと、「どうせ守られない」という認識が広がります。

この状態では、総務の注意喚起も一時的な効果にとどまり、ルール自体が形骸化してしまいます。
問題の本質は、予約と実利用が連動していないことにあります。

システム化することで解決できること

予約管理をシステム化することで、リアルタイムで空き状況を確認でき、長時間利用や占有化を防ぐ仕組みを作れます。 

また、利用履歴をデータとして蓄積できるため、改善判断を感覚ではなく事実に基づいて行えるようになります。

Beacapp Hereで実現するワークブースの予約・運用管理

ワークブース運用を成功させるために重要なのは、ルールを「守らせる」のではなく、自然に守られる仕組みを作ることです。 

Beacapp Hereは、オフィス内の座席や設備を一元管理でき、ワークブースをホテリング対象として登録することで、予約から利用状況の把握までを効率化できます。

ホテリング機能によるワークブース予約管理

BeacappHereのホテリング機能では、ワークブースを座席と同じように予約管理できます。

利用時間の上限設定や事前予約を仕組み化することで、占有化を防ぎ、公平な利用を実現します。

利用状況の可視化で運用改善につなげる

利用履歴をデータで確認できるため、時間帯別の利用傾向や利用頻度を把握できます。
これにより、増設判断やルール見直しを客観的に行うことが可能になります。

総務の管理負荷と従業員の不満を同時に減らす

社員が自分で空き状況を確認・予約できるため、総務への問い合わせが減少します。
結果として、管理工数削減と従業員満足度向上を同時に実現できます。

まとめ

ワークブースは、導入するだけで効果が出る設備ではありません。
多くの企業で、導入後に運用や予約管理の課題が表面化しています。

重要なのは、ワークブースの役割を明確にし、利用ルールと予約管理を「仕組み」として設計することです。
利用状況を可視化し、改善につなげることで、初めて職場環境改善の効果が最大化されます。

Beacapp Hereのホテリング機能は、ワークブース運用を支える有効な選択肢の一つです。総務の負担を抑えながら、社員が快適に働ける環境づくりを検討してみてはいかがでしょうか。


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