

空間と人の“つながり”を可視化する
隈研吾建築都市設計事務所と語る、
建築設計×テクノロジーの可能性
利用者数
約340名(登録数は約500名)
検知エリア数
約60箇所


導入の背景:誰がどこにいるのか、自然に把握したかった
-
-
ビーキャップ
岡村
-
本日はお時間をいただきありがとうございます。
まず、Beacapp Hereを導入いただいた背景について教えてください。
-
隈研吾建築
都市設計事務所隈
-
当事務所では、東京・青山に複数のオフィスが点在していて、リモートワークも取り入れています。そのため、スタッフの出社状況や、誰がどこにいるのかを把握するのが難しくなっていました。こうした“見えづらさ”を解消したいというのが、導入のきっかけです。
-
ビーキャップ
岡村
-
他のサービスとも比較されたとうかがっています。
-
隈研吾建築
都市設計事務所隈
-
二次元バーコードを読み取るタイプも検討しましたが、スタッフに操作の負荷がかかると、結局使われなくなってしまうのではないかと。できるだけ“何もしなくてもいい”という点が、導入の決め手になりました。加えて...
導入企業インタビュー全文はこちら
-
活用と効果:自然なコミュニケーションが生まれる仕組み
-
-
ビーキャップ
岡村
-
導入後はどのように活用されていますか?
-
隈研吾建築
都市設計事務所隈
-
Microsoft Teamsとの連携が非常に便利で、相手の居場所を把握したうえで連絡できるのが大きいですね。たとえば、「この人が今このフロアにいる」とわかれば、そのついでに立ち寄って話しかけるというような、自然なコミュニケーションが増えました。
-
ビーキャップ
岡村
-
わざわざメッセージや電話をするほどではないけれど、ちょっと話したい。そんなときに便利ですよね...
-
見える化の副次効果:空間に情報を重ねるという発想
-
-
ビーキャップ
岡村
-
導入してみて、想定外の効果などはありましたか?
-
隈研吾建築
都市設計事務所隈
-
防災グッズの位置など、意外と社員が把握していない情報をマップ上で共有できるようになったのはよかったです。メールでの案内だと、どうしても忘れられてしまいがちなので。
-
ビーキャップ
岡村
-
今後は、建物内のマップにさまざまな情報を重ねて、空間そのものをアップデートしていく構想もあります。Googleマップの屋内版のようなイメージです。
-
隈研吾建築
都市設計事務所隈
-
それは面白いですね。Googleマップって、建物の中まではカバーされていませんから、室内空間に情報を重ねられると...
導入企業インタビュー全文はこちら
-
空間とデータの融合:「建築設計の仮説」にエビデンスを
-
-
ビーキャップ
岡村
-
建築設計の視点から、リアルタイム位置情報のようなデータにはどんな可能性を感じていますか?
-
隈研吾建築
都市設計事務所隈
-
私たち建築家は、「ここに人が集まるだろう」という仮説を立てて空間を設計します。ただ、それが本当に意図通りに使われているかを検証する機会はあまりありません。Beacapp Hereのような仕組みで、人の動きや使われ方を定量的に把握できるようになると...
-
未来の空間づくり:人・モノ・環境をつなぐ
-
-
隈研吾建築
都市設計事務所隈
-
今後は人だけでなく、図面や模型、サンプルといった“モノ”の位置情報も管理できると、建築設計の生産性がさらに上がると思っています。
-
ビーキャップ
岡村
-
実際、病院や空港では、車椅子やベビーカーなどの位置情報を管理することで、業務効率が大幅に改善されています。建築現場でも同様に応用できますね。
-
隈研吾建築
都市設計事務所隈
-
シェアオフィスなどでは、偶発的な出会いが生まれる空間設計が求められますが、そこでもデータを活用して...
-
AIと空間設計:次世代の意思決定支援へ
-
-
ビーキャップ
岡村
-
実はこの春、新しく「AI WORK ENGINE」というサービスをリリースしました。
これは、オフィス環境のデータを活用し、AIが“考え、提案し、動かす”新しいワークプレイス最適化エンジンです。たとえば「このエリアは交流が少ない」「稼働率が高いわりにコミュニケーションが発生していない」などの課題を抽出し、それに対する改善策まで提案してくれるんです。
-
隈研吾建築
都市設計事務所隈
-
それは面白いですね。単なるレポート止まりじゃなくて、「次にやるべきこと」まで導いてくれると、動きやすいですよね。
-
ビーキャップ
岡村
-
まさにそこがポイントなんです。従来はレポートを出しても、「で、何をすればいいの?」で止まるケースが多かった。でも「AI WORK ENGINE」なら、空間や働き方の課題を抽出し、その改善策まで提案してくれる。そこから私たちが実行支援まで伴走することで、ようやく“本当の改善”がスタートします。
-
隈研吾建築
都市設計事務所隈
-
AIが、空間設計の後押しをしてくれるような存在になるわけですね。
-
ビーキャップ
岡村
-
はい。将来的には、データをベースに「建築設計の仮説」と「実際の使われ方」のギャップをリアルタイムで検証できるようになっていくと思います。
たとえば...
-
ビーキャップ
岡村
-
本日はさまざまな視点からお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
ぜひ今後も一緒に、空間とデータが融合する未来をつくっていければと思います。
-
隈研吾建築
都市設計事務所隈
-
こちらこそ、ありがとうございました。
これからの展開を、とても楽しみにしています。
導入企業インタビュー全文はこちら
-