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2023/06/02

社員満足度を向上して企業の継続的な成長を目指す!ウェルビーイング経営がもたらす効果と推進のポイントを解説

働き方改革が進み、これまでとは違った新しい働き方が定着している今、「ウェルビーイング」の考え方を持った経営が注目されています。世界ではスタンダードになりつつあるウェルビーイング経営も、日本ではまだまだ浸透していない状況です。

今回は世界が採用するウェルビーイング経営について、効果と取り組みのポイントについてご紹介します。

ウェルビーイング経営が企業へ与える影響

ウェルビーイング経営とは

ウェルビーイング(Well-being)とは、心身ともに健康であり、また社会的にも満たされた状態をいいます。元々は社会福祉や医療の業界で使われる概念でしたが、近年ではビジネスの場でも広がりをみせ、「ウェルビーイング経営」という言葉をよく耳にするようになりました。

ウェルビーイング経営とは、社員が身体的、精神的、また社会的に満たされた状態、つまり幸福度が高い状態であるように企業として組織的に取り組んでいくことをいいます。「働く」という考え方やニーズが変化し、多様化している今、社員の幸福度は企業経営にとっても非常に重要なポイントです。ウェルビーイング経営は社員一人ひとりの仕事への意欲やエンゲージメントを高め、企業に関わる全ての人の幸福度向上を目標とするため、多くの企業から注目されています。

▶️ウェルビーイングについて、詳しくはこちらをご覧ください。

ウェルビーイングとは?企業が注目すべき社員の幸せを大切にした働き方「ウェルビーイング経営」について解説

ウェルビーイング経営と健康経営

ウェルビーイング経営とよく比較され、また同じようなものとして認識されがちなのが「健康経営」です。健康経営とは、社員の健康を重要な経営指標と捉え、健康の管理と増進に積極的に取り組む経営のことを指します。「従業員の心身の健康を大切にする」という点ではウェルビーイング経営と共通するものがありますが、いくつか違いもあります。

大きな違いとしてはふたつあり、そのひとつはそれぞれがもつ「健康」の意味です。健康経営では心身の健康を重視していますが、ウェルビーイング経営では心身の健康に加え、社会的にも満たされた状態であることも含んでいます。この社会的にも満たされた状態とはつまり、豊かな人間関係があるということです。同僚をはじめ、上司、部下を含んださまざまな人間との信頼関係が築けていることで、豊かな人間関係を実現できていると言うことができるでしょう。心身の枠を超え、包括的な健康を目指すということが、健康経営とウェルビーイング経営の大きな違いです。

社員

またもうひとつは取り組む施策を検討する時の視点です。健康経営では、企業の視点から施策を検討しますが、ウェルビーイング経営では、社員の視点に立って施策を検討します。現場の状況を把握し、社員にとってのウェルビーイングとはどのような職場であるのかを考えるのがウェルビーイング経営なのです。

ウェルビーイング経営のメリット

社員の満足度が向上し、ウェルビーイングな状態が作られていくことで、企業にもさまざまなメリットをもたらします。

労働環境の改善で、人材の定着を促す

ウェルビーイング経営の取り組みは、社員にとって働きやすくやりがいを感じることのできる職場環境の整備ともいえます。退職理由として多いものは「人間関係や労働環境への不満」です。この不満を解消していくことでウェルビーイング経営が推進されていくため、必然的に社員の不満が解消され、自然に離職率が低下していきます。人材の定着がされることで企業の安定的な成長を促すことができるようになり、また採用費などのコストを抑えることにも繋がります。

社員のモチベーションを高め、生産性を向上させる

ウェルビーイング経営への取り組みで人間関係や労働環境が改善され、自然と職場の人間関係や雰囲気がよくなっていきます。ストレスフリーな環境になることで仕事に対するやりがいや意欲が増し、特別な理由のない欠勤や遅刻早退などの減少し業務パフォーマンスの改善が実現され、生産性の向上へ働きかけることとなるでしょう。

企業のイメージアップにより、信用を獲得する

近年では経済産業省が「健康経営優良法人認定制度」を制定するなどして、社員の健康を大切にする企業への評価が高くなっています。ウェルビーイング経営に積極的に取り組むことで「社員を大切にする企業」というイメージが浸透し、金融機関や取引企業、顧客からの信頼も高くなるでしょう。

「社員が幸福である」ということは、「企業に対する従業員満足度が高く、社員の抱えるストレスが少ない状態である」ということです。ストレスの少ない環境下では仕事へのモチベーションやパフォーマンスが向上し、企業の成長を加速させることになるでしょう。また社員の離職率が下がることで企業のイメージアップにも繋がるため、新たに優秀な人材を獲得も期待できます。このように社員にとって幸福度が高いウェルビーイングな経営は、企業にとっても大きなメリットをもたらすのです。

ウェルビーイング経営の始め方

ウェルビーイング経営を進めていくにあたり、まずは社員の置かれている現状を把握することが大切です。社内アンケートなどを行い、社員の抱えている課題や希望を調査しましょう。その上で、どのような取り組みが必要で、また何から優先して行っていくべきであるか検討します。

ウェルビーイング経営の取り組み例をご紹介します!

ステップ

労働環境の見直しと改善

過度な長時間労働や休日出勤が当たり前となっている職場では、しっかりとした休息を取ることもできず、ウェルビーイングな状態であるとはいえません。早急に労働環境の見直しをし、改善を図りましょう。

また近年の働き手のニーズに合わせて、時間や場所に囚われることのない、自由な働き方を促進していくことも大切です。

<取り組み例>

 ・長時間労働や休日出勤、サービス残業などの実態把握

 ・業務分担の見直し

 ・業務効率化のための施策検討

 ・有給休暇の取得推奨

 ・在宅勤務制度やフレックスタイム制度の導入

 ・ハイブリッドワークの導入

福利厚生を充実させる

現在の働き手のニーズのひとつに「ライフ・ワーク・バランスの充実」があります。仕事面だけでなく、プライベート面のサポートも積極的に行うことで社員の幸福度向上に働きかけます。「法定福利厚生」の社会保険料の負担はもちろんですが、「法定外福利厚生」の充実に取り組んでいきましょう。

<取り組み例>

 ・社宅の用意や家賃補助

 ・社食の提供

 ・託児施設の運営

 ・懇親会や社内サークル活動の推進

 ・外部セミナーへの参加費補助

 ・宿泊施設の割引補助

社員の健康維持と増進をサポート

ウェルビーイング経営を進める上で要とも言えるのが、社員の健康維持と増進のサポートです。社員の心身の健康状態を把握し、適切なサポートができるように整備していきましょう。また、社員一人ひとりが、自分の健康状態について関心を持ち、認識できるような機会を設けるのも良いでしょう。

<取り組み例>

 ・健康診断や予防接種の実施

 ・人間ドックやがん検診の費用負担

 ・ストレスチェックの実施

 ・産業医との個別面談の設定

社内コミュニケーションの活性化

社内の人間関係や職場環境に問題があると、ストレスを感じる社員が増え、生産性の低下に繋がってしまう恐れがあります。社内のコミュニケーション活動が活性化し、風通しの良い職場環境を目指していきましょう。

<取り組み例>

 ・リラックススペースや休憩室の設置

 ・1on1ミーティングの開催

 ・社内懇親会や社内サークルの活動サポート

 ・メンター制度の導入

ウェルビーイング経営×オフィスDX

ウェルビーイング経営の推進と合わせて取り組んでいくことをおすすめするのが、オフィスDXです。オフィスDXには明確な定義はありませんが、簡潔に表現するのであれば、「ITツールやシステムなどのデジタル技術を活用してオフィスで抱える課題を改善し、データをもとに継続的な改善を続けていくことで業務効率や生産性の向上を実現すること」です。つまり、進歩したデジタルの力を活用して労働環境を整え、企業の継続的な成長も促そうとする働きを意味します。

▶︎オフィスDXについて、詳しくはこちらをご覧ください。

オフィスDXとは?フリーアドレスやABW、働き方改革で変わるオフィスのカタチと価値

オフィスDX

今の働き手の求める働き方は、終身雇用制度や毎日のオフィス出勤などの従来の働き方ではなく、ハイブリッドワークやフレックスタイム制度、フリーアドレスオフィスに代表されるような自由で、柔軟な働き方です。働き方を個人が選択できるようになり、社員の働きやすい環境が作られることでウェルビーイングは促進されますが、例えば社員同士のコミュニケーションが取りづらくなるなど、ウェルビーイングを後退させてしまうようなケースも考えられます。そのようなことにならないよう、オフィスDXを並行して推進し、ITツールの力も合わせてウェルビーイングへ取り組むのが良いでしょう。

ウェルビーイング経営×屋内位置情報サービス「Beacapp Here」

社内コミュニケーションを促進させるITツールとして代表的なもので言えば、社内SNSや社内チャットツールなどがあります。メールや電話よりも気軽に連絡が取れるようになるチャットツールは、導入している企業も多いのではないでしょうか。チャットツールの他に、最近では屋内位置情報サービスが注目を集めています。屋内位置情報サービスを取り入れることで、社内にいても社外にいても、オフィスのどこに誰がいるのか、瞬時に把握することができるようになり、最適なコミュニケーションを測ることができるようになるのです。

「今日はオフィスに○○さんがいるのか。あの話がしたかったから、自分も出社しようかな!」

「○○さんがリラックススペースにいるみたいだからいってみよう」

コミュニケーション

屋内位置情報サービスを活用することで、対面でのコミュニケーションを生み出すきっかけにもなります。こうした機会の創出はウェルビーイングにおける「社会的に満たされている状態」に繋がっていくでしょう。また自分が社内にいる場合でもコミュニケーションを取りたい相手が集中ブースにいる場合は、「迷惑になるかもしれないから電話はやめてチャットにしておこう」などと小さな気遣いができることで、その後の円滑なコミュニケーションに働きかけます。

上司や部下、同僚といった一緒に働く社員の居場所が可視化されるだけで、社内のコミュニケーションが円滑になり、ウェルビーイングを促進させることができるのです。

▶️屋内位置情報サービス「Beacapp Here」について、詳しくはこちらをご覧ください。

社員の居場所が一目でわかる!社員の居場所を可視化するメリットとおすすめ可視化ツールのご紹介

まとめ

ウェルビーイング経営を行うことにより、生産性の向上や離職率の低下などのメリットがあります。企業も社員も幸福になるウェルビーイングをぜひ進めていきましょう!

ウェルビーイングは人力だけでは叶えられないこともあります。社員の声に耳を傾け、必要に応じてITツールを導入し、オフィスDXにも合わせて取り組んでいくことで無理なくウェルビーイング経営に取り組むことができます。

ウェルビーイング経営における、社内でのコミュニケーション活動に不安をお持ちの方がいらっしゃいましたら、屋内位置情報ツールの検討をされてみてはいかがでしょうか。お困りの際はぜひ一度、弊社までお問合せください。


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