2025/03/10

パーティションとは?種類、導入メリット・デメリットを解説!

パーティションは、空間を仕切り、ワークスペースを確保する上で効果的なグッズです。自社のワークスペース確保のために多くの企業が利用しています。

そこで本記事では、パーティションの種類、導入メリット、デメリットなどについて解説します。

本記事をお読みいただくことで、ワークスペースの活用方法について理解し、従業員満足度向上の助けになります。

パーティションとは?

パーティションとは、空間を仕切るための構造物や仕切りを指します。オフィスや店舗、さらには家庭においても、パーティションは多様な用途で利用されています。特に、オフィス環境では、従業員が集中して作業できるワークスペースを確保するために重要な役割を果たします。

また、パーティションはそのデザインや素材によって、空間の印象を大きく変えることができます。例えば、ガラス製のパーティションは開放感を与えつつ、視覚的な仕切りを提供します。

一方で、スチールやアルミ製のパーティションは、より堅牢でセキュリティ面でも優れた選択肢となります。

このように、パーティションは単なる仕切り以上の存在であり、空間の機能性や美しさを向上させるための重要な要素となっています。

パーティションの種類

パーティションにはさまざまな種類があり、それぞれの特性や用途に応じて選ぶことが重要です。ここでは、代表的なパーティションの種類について解説します。

ガラスパーティション

ガラスパーティションは、透明なガラスを使用して空間を仕切るスタイルのパーティションです。このタイプのパーティションは、オープンな雰囲気を保ちながらも、必要なプライバシーを確保できるため、近年多くの企業で採用されています。

ガラスパーティションの最大の特徴は、そのデザイン性です。クリアなガラスは、洗練された印象を与え、企業のイメージアップにも寄与します。

また、光を通すため、室内が明るく感じられ、従業員のモチベーション向上にもつながるでしょう。さらに、ガラスの表面には様々な加工が施されており、プライバシーを確保するための曇りガラスや、デザイン性を高めるためのフィルムなども選択できます。

スチールパーティション

スチールパーティションは、耐久性と強度に優れた仕切りとして、多くのオフィスや商業施設で利用されています。このタイプのパーティションは、特に長期間の使用に耐えるため、コストパフォーマンスが高いとされています。

スチールパーティションの最大の特徴は、その堅牢さです。衝撃や摩耗に強く、日常的な使用においても劣化しにくいため、忙しいオフィス環境でも安心して使用できます。

さらに、スチールパーティションはデザインの自由度も高く、さまざまな色や仕上げが選べるため、オフィスのインテリアに合わせたコーディネートが可能です。透明なアクリルパネルや木目調のパネルを組み合わせることで、スタイリッシュな空間を演出することもできます。

アルミパーティション

アルミパーティションは、軽量でありながら強度が高く、さまざまな用途に適した仕切りです。主にオフィスや商業施設で使用されることが多く、その特性から多くの企業に選ばれています。

アルミニウムは耐久性があり、腐食にも強いため、長期間にわたって使用することが可能です。また、デザイン性にも優れており、シンプルで洗練された外観が特徴です。

アルミパーティションの大きな利点は、設置が容易であることです。軽量なため、移動や再配置が簡単で、オフィスのレイアウト変更にも柔軟に対応できます。

パーティションを導入するメリット

パーティションを導入するメリットについて解説します。

周囲の視線を遮断できる

パーティションの導入における大きなメリットの一つは、周囲の視線を遮断できる点です。

オープンなオフィス環境では、他の従業員の動きや会話が気になり、集中力が低下することがあります。特に、クリエイティブな作業や重要な会議を行う際には、周囲の雑音や視線が大きなストレス要因となることがあります。

パーティションを設置することで、個々のワークスペースを明確に区切ることができ、プライバシーを確保することが可能です。

これにより、従業員は自分の作業に集中しやすくなり、業務の効率が向上します。

防音対策になる

パーティションは、単に空間を仕切るだけでなく、防音対策としても効果的です。

防音効果の高いパーティションは、特に音を吸収する素材で作られているものが多く、これにより外部からの騒音を軽減することが可能です。

例えば、厚みのあるスチールパーティションや、特別な防音材を使用したアルミパーティションは、音の反響を抑えるために設計されています。

これにより、会話や電話の音が他の作業者に届きにくくなり、プライバシーを保ちながら業務を行うことができます。

セキュリティ効果もある

パーティションは、単に空間を仕切るだけでなく、セキュリティ面でも重要な役割を果たします。

特にオフィス環境においては、機密情報や個人データを扱う場面が多く、外部からの視線やアクセスを遮ることが求められます。パーティションを導入することで、従業員が安心して業務に集中できる環境を整えることが可能です。

例えば、ガラスパーティションは透明性がありながらも、特定のエリアを明確に区切ることができます。

これにより、重要な会議や打ち合わせの際に、外部からの視線を気にすることなく、情報を共有することができます。

パーティションを導入するデメリット

パーティションの導入には多くのメリットがありますが、一方でいくつかのデメリットも存在します。

コミュニケーションが取りづらい

パーティションを導入する際のデメリットの一つとして、コミュニケーションが取りづらくなる点が挙げられます。

特に、オープンなオフィス環境からパーティションで仕切られた空間に移行する場合、従業員同士の対話や情報共有が減少する可能性があります。

また、パーティションによって仕切られたスペースでは、声が届きにくくなるため、必要なコミュニケーションを取るためにわざわざ移動しなければならないこともあります。

このような状況は、業務の効率を低下させる要因となり、特にチームでの協力が求められるプロジェクトにおいては、問題が顕著になることがあります。

無駄な空間が増える

無駄な空間が増えることもデメリットとなります。特に、オフィスのレイアウトを変更する際にパーティションを設置すると、従来のオープンスペースが分断され、使われない空間が生まれることがあります。

このような空間は、従業員が利用しない場合、単なるデッドスペースとなり、効率的なワークスペースの活用を妨げる要因となります。

また、パーティションによって仕切られたエリアは、場合によっては狭く感じられることもあります。特に小規模なオフィスでは、パーティションの設置によって全体の広さが感じられなくなり、圧迫感を与えることがあります。

このような状況は、従業員のストレスや生産性の低下につながる可能性があるため、注意が必要です。

空調や照明効率が落ちる

パーティションを導入する際のデメリットの一つとして、空調や照明の効率が低下する可能性があります。

特に、オフィスのレイアウトを変更することで、空調の流れが妨げられたり、照明の配置が不適切になったりすることがあります。

また、パーティションによって仕切られた空間では、空気の循環が悪くなることがあります。これにより、特に密閉された空間では、二酸化炭素濃度が上昇し、作業効率が低下することも考えられます。

従業員が快適に働くためには、適切な空調管理が不可欠ですので、パーティションの配置を考慮することが重要です。

パーテーション導入までの手順

パーティションを導入する際には、次にあげるような手順を踏むことが必要です。

  1. 導入目的を明確にする
  2. デザインと素材を選ぶ
  3. 配置を計画する
  4. 導入後の変化を観察する
  5. メンテナンスと買い替えを行う

ここでは、各手順について解説します。

導入目的を明確にする

パーティションを導入する際には、まずその目的を明確にすることが重要です。

目的がはっきりしていないと、選ぶべきパーティションの種類や配置、さらにはデザインまでもが曖昧になり、結果的に効果的な空間作りができなくなってしまいます。

例えば、オープンなオフィス環境でのプライバシー確保が目的であれば、視線を遮る効果の高いガラスパーティションやスチールパーティションが適しています。

一方で、チーム間のコミュニケーションを促進したい場合は、オープンなデザインのパーティションを選ぶことが望ましいでしょう。

デザインと素材を選ぶ

パーティション導入時には、デザインと素材選定も重要です。

まず、デザインについて考えると、オフィスの雰囲気やブランドイメージに合ったスタイルを選ぶことが求められます。

例えば、モダンで洗練された印象を与えたい場合は、シンプルなラインのガラスパーティションが適しています。

さらに、素材の選択も重要なポイントです。パーティションは、使用する素材によって耐久性やメンテナンスの手間が大きく異なります。

ガラスパーティションは、視覚的な開放感を提供しつつ、清掃が容易ですが、衝撃に弱いというデメリットもあります。スチールやアルミ製のパーティションは、耐久性が高く、長期間使用できるため、コストパフォーマンスに優れています。

配置を計画する

パーティションを導入する際には、その配置を慎重に計画することが重要です。

まず、ワークスペースのレイアウトを把握し、どのエリアにパーティションを設置するかを決定します。これにより、従業員の動線や作業効率に影響を与えることなく、効果的に空間を仕切ることができます。

さらに、パーティションの高さや形状を考慮することも大切です。例えば、高いパーティションは視線を遮る効果がありますが、オープンな雰囲気を求める場合は低めのものを選ぶと良いでしょう。

導入後の変化を観察する

パーティションを導入した後は、その効果をしっかりと観察しましょう。

まず、ワークスペースの利用状況を定期的にチェックし、従業員の働きやすさや生産性にどのような影響を与えているかを評価します。

具体的には、従業員の集中力や業務の効率が向上しているか、または逆にコミュニケーションの障害となっていないかを確認することが求められます。

さらに、パーティションの配置やデザインが実際の業務にどのようにフィットしているかも観察ポイントです。

例えば、視線を遮る効果が期待通りであったか、音の反響が改善されたかなど、具体的な変化を把握することで、必要に応じて調整を行うことができます。

参考: 進めるオフィスの最適化「ハイブリッドワークで変わるオフィスの在り方」|オフィス分析でオフィスの有効活用

メンテナンスと買い替えを行う

パーティションを導入した後は、その効果を持続させるために定期的なメンテナンスが重要です。

パーティションは日常的に使用されるため、汚れや傷がつきやすく、特に高頻度で触れられる部分は劣化が進みやすいです。定期的に清掃を行い、必要に応じて修理や部品の交換を行うことで、見た目を保ちつつ機能性を維持することができます。

また、パーティションの使用状況や職場環境の変化に応じて、買い替えを検討することも大切です。例えば、企業の成長に伴い、オフィスのレイアウトが変更されることがあります。

その際、既存のパーティションが新しいレイアウトに適さない場合や、劣化が著しい場合は、思い切って新しいものに買い替えることを考えましょう。

まとめ

本記事では、パーティションの種類や導入のメリット・デメリットについて詳しく解説しましたが、これらの情報を基に自社のニーズに合ったパーティションを選ぶことが重要です。

導入する際には、周囲の視線を遮断し、防音対策やセキュリティ効果を期待できる一方で、コミュニケーションの取りづらさや無駄な空間の増加といったデメリットも考慮する必要があります。

最終的には、パーティションの導入が従業員の満足度向上や業務効率の改善につながることを目指しましょう。適切なパーティションを選び、効果的に活用することで、より良い職場環境を築く手助けとなるでしょう。

また、パーティション導入後の効果を分析する上でも、自社のオフィス環境を分析し、適切な施策の検討が重要です。オフィス環境分析には、屋内位置情報サービスのBeacapp Hereが有効です。

参考: Beacapp Here(屋内位置情報サービス) | 所在地見える化でオフィス内の在席管理 | オフィス DX

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