導入企業インタビュー
三井不動産株式会社
総合不動産ディベロッパー
三井不動産株式会社

Beacapp HereProで得た定量的なデータを活用して
オフィス環境をアップデート
定性的なデータと合わせた分析でより良い働き方へ向けた
PDCAを回し、
その知見をもとに顧客への還元を目指す

利用者数

1,500

検知エリア数

844箇所

取材担当者紹介 取材担当者紹介

角田 まり絵 様 寺澤 草太 様 岡村 正太 様

導入担当者インタビュー

世の中が「アフターコロナ」へとシフトチェンジしつつあるなかで、オフィスの状況も変化しています。コロナ禍ではオフィスへの出社制限の影響もあってリモートワークが急速に普及しましたが、オフィスへの出社の不安が薄らぎ、またオフィスで働くことの利点も改めて認識された中で、今後はリモートとオフィスへの出社を併用する「ハイブリッドワーク」が主流になると考えられています。

ハイブリッドワーク」において懸念されることは「誰がどこで働いているのかわからない」ということです。今回はそんな課題を解決し、多様な働き方の実現を目指す三井不動産株式会社と、Beacapp Hereのデータを分析し、最適なオフィス環境の提案をする三井デザインテック株式会社にお話を伺いました。

多様な働き方の実現に向けて
Beacapp Hereの導入を検討された経緯や、活用を決めた経緯についてお聞かせください。

三井不動産

角田

2019年のオフィス移転をきっかけに導入の検討を始めました。新オフィスのコンセプトは「CROSSING」なのですが、これは社内外の人々の出会い・交流・情報・アイデアが行き交う場の創出ができるようにという想いが込められています。そしてこのコンセプトの実現のためには、社内外と繋がってイノベーション創出を促進する環境づくりと、社員の能力を最大限に発揮するような多様な働き方の実現の二つが大きな柱となると考えております。多様な働き方としてはABW※を意識しているのですが、ABWの実現に向けての懸念点の一つに「社員がどこにいるのかわからなくなってしまうのでは」という点がありましたので、社員の位置情報がわかるようなICTツールの導入が必須だと考えておりました。

ビーキャップ

岡村

確かに、ハイブリッドワークやフリーアドレス、ABWを導入される企業様からよくいただく声として多いものが「誰がどこにいるのかわからなくて困る」ということですね。管理上ももちろんですが、日常生活のコミュニケーションの課題としても感じられているようです。そんな中でご縁があってBeacapp Hereをご利用いただいておりますが、Beacapp Hereの導入を決めていただいた「決め手」はなんだったのでしょうか?

三井不動産

角田

社員の位置情報がわかるようなICTツール」を探す中で、複数のサービス・製品を比較検討させていただきました。その中でBeacapp Hereは工事が不要で手軽に導入ができる点や、アプリをインストール...

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※ABW…Activity Based Workingの略。仕事内容に合わせて働く場所や
時間を自由に選択できる働き方のこと。

Beacapp Hereの現在の活用状況についてお聞かせください。

三井不動産

角田

日本橋室町三井タワーの8階から12階の5フロアに渡ってオフィスを展開しているのですが、一部エリアを除いて全てのフロアにビーコンを設置しています。オフィスの利用状況に応じて任意にビーコンの設置場所を制限できるところもBeacapp Hereを導入したポイントでもあります。

ビーキャップ

岡村

設置場所を制限できる」というのはまさにビーコンによる屋内位置情報測位のポイントですね。本当に知りたい場所にだけビーコンを設置すれば良くて、会社としての使い方に合わせてどこに設置するかを決められるというのが、ビーコン測位の良いところだと私自身も感じています。

三井デザインテック

寺澤

設置場所が選べる点もそうですが、分析の観点で言うと設置台数を企業の方針に合わせて調整できるのも良い点だと思います。例えば三井不動産様では...

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オフィスの分析に基づく
オフィスの最適化
分析オプションサービスであるBeacapp Here Proの活用についてお聞かせください。

三井不動産

角田

2019年のオフィス移転前から定期的に社員へのアンケートをとっており、その結果に基づいてオフィス移転後も主にソフト面での改善を行ってきました。オフィス移転後すぐにコロナ禍となりテレワークや在宅勤務が増えたということもあって、特にコミュニケーションの活性が課題の一つとなっていました。この状況を鑑みて、ソフト面だけではなく思い切ってハード面での改善を図ろうということで、2022年7月に一部オフィスのレイアウト変更を行いました。このレイアウト変更にBeacapp Here Proを活用しております。

三井デザインテック

寺澤

もともと社員アンケートという定性的なデータからコミュニケーションについての課題があったということですが、当社が提供しているBeacapp Here Proのレポートを見ると...

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レイアウト変更の効果検証についてお聞かせください。

三井デザインテック

寺澤

コミュニケーションの課題解決を考えた時に、遭遇量が少ないことが問題ではないか、人の動きが少ないのでコミュニケーションも起こらないのではないかと仮説を立てて...

三井不動産

角田

Beacapp Here Proのレポートとは別に社員へのアンケート調査も行わせていただきました。その中で多くの社員が「レイアウト変更前よりも後の方がコミュニケーションが増えたと思う」と回答しました。今回、Beacapp Here Proの...

PDCAを回して、
より良い働き方を目指す
今後はどのようにBeacapp Hereを活用されていく予定でしょうか。

三井不動産

角田

防災面での活用という面で、試験的に、先日、Beacappに登録しているオフィスマップを消火器やAEDの位置が示されているものに変更しました。日頃からどこに防災備品があるのかを視認しておくだけでも非常時の動きが変わると考えています。今はBeacapp Hereは社員にとって便利なツールという位置付けですが、これを必須ツールにという認識に変わるようにしていきたいですね。

ビーキャップ

岡村

今はハイブリッドワークが普及していますが、Beacapp HereやBeacapp Here Proはより良い働き方を目指すのに必須なツールになるのではないかと思っています。その先進として、三井不動産様にご活用いただいていることをとても嬉しく思います。

三井不動産

角田

弊社はオフィス空間という”箱”を提供するだけではなく、そこでの働き方も合わせて提供していきたいと考えています。そのためには我々自身が様々な働き方を経験・理解し、課題解決の方法を知っておく必要があると思っています。この知見を貯めるためにはPDCAサイクルを回していかなければいけませんが、ただ闇雲に何かをするのではなく、Beacapp Here Proのデータなどから見えてきた課題に対し、実証実験的にレイアウト変更やその他の各種施策に自ら取り組んでいます。「継続的にとったオフィスのデータに基づいて新しいことに取り組み、その効果検証をして次に繋げる」そうして得たその知見をお客様に還元していきたいと思っています。そのためにもBeacapp Here Proを活用して、今後も働き方改革の試行錯誤を継続していきたいです。

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